衆議院会議録情報 第001回国会 議院運営委員会 第7号

   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○淺沼委員長 それではさよう決定いたします。

    ―――――――――――――

○大池事務總長 それから傍聽券の交付でございますが、これは本會議日というものがございませんので、明日開くというときに前日警務課でお渡しするか、各黨の事務長のところへあるいは取まとめて差上げておくか、それとも壱應火木土の分を豫定しておいて差上げ、もし火木土以外に必要があれば、今申したように事務長のお手もとなり、あるいは警務課の方なり御都合のいいように相談して差上げておいた方がいいか、どちらにいたしましようか。

○淺沼委員長 本會議の問題はちよつとあとにまわします。

○大池事務總長 それからもう壱つ御了承願いたいことは、衞視の服裝が從來の服制と變りまして、明日から新しいのを着せます。盛夏にはネクタイを用いないで開襟シヤツを用いますので、御了承を願います。

 もう壱つ廊下で喫煙をされておる方が大分あるように思いますが、歩きながら吸つておられる方、あるいは廊下で立つて吸つておられる方があり、吸がらをじゆうたんの上でしばしば拾つております。眞夏のことでありますので、火災等の危險もございますから、廊下の喫煙は、設備のある場所以外はおやめを願いたいということを警務課の方で申しておりますから、お願いしたいと思います。

 それからもう壱點は正門通行の件であります。これは最初の交渉會のときには從來通り正門は議員だけが通行でき、その他の者はほかの門ということになつて、こちらの方は從來通りの取扱いをいたしております。議員竝びに議員と同じに取扱われておりました事務局の參事徽章を持つておる者だけがはいれて、その他の者ははいれぬという建前になつており、私の方は嚴格にそれを取扱つておりました。しかし參議院の方は、原則はそういうことになつておるが、誰でも入れるような取扱いをしておりますために、右の參議院の門から入れば誰でも入れる。ちよつと間違つて左の門から入ると通してくれぬということで、參議院は非常に民主的であるが、衆議院は封建的だという誤解がしばしばあり、私どもの方にもそういう話が來ております。從つて交渉會で壱旦決定してそれでよろしいということになれば私の方はそういうふうに取扱います。壱歩飜つてみますと、正門のところくらいは徽章のあるものだけは通つてもよいではないか。いよいよ議事堂の中に入つて來る場合には、正玄關を通行する方々だけで押えればよい。あの門の通行を止めると壱まわりぐるつとまわらなければなら\xA1

ず、それもまわればよいが、警官でも見ていないとちよつと垣を越えてくる。結局あすこを入れないということがあのかこいをまたぐということを強要するようになる。それはおもしろくないから、徽章をもつておる者だけは正門を入つてよいという取扱いにお願いしたらどうかと思います。

○吉川(兼)委員 それに關聯することで、かねてから發言したいと思つていたが、今の正門のところは事務總長の御發言の通りきめられて結構です。同時に正玄關の方も議員の事務補助員がカバンや何かもつて同行してくる。自動車などの場合壱旦そこに降りて、共に入りたいにもかかわらず、これが遠くをまわつたりしておると非常に聯絡のまずい場合がある。ですからもしできれば事務補助員は議員が帶同した場合には通行自由ということにしてもらいたい。實際上これは非常に不便ですから‥‥

○大池事務總長 それは結構だと思います。