衆議院会議録情報 第001回国会 議院運営委員会 第2号

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○淺沼委員長 それではこれより會議を開きます。

 この際議長から發言を求められておりますから、これをお許しいたします。

○松岡議長 今日の交渉會で、明後七日にいよいよ自由討議の會を催すことになりました。この會で扱います問題でありますが、第壱にきめていただきたいことは、壱體何を議題として自由討議するかということ、次には何黨から何人おやりになるか、その人員竝びに各參加されます人々の時間を、どの程度に制限するか。この三つの問題を御決定願いたいと思います。

○淺沼委員長 ただいまお聞き及びの通り、議長から七月七日に開かれます自由討議の會において、自由討議の問題、それから發言者の數及び發言時間等について、本委員會に諮問されましたので、急據委員會を開くことにいたした次第であります。御諒承願います。

 それでは以上の諸件につきまして協議を進めることにいたします。

○後藤委員 ただいま議長からお諮りになりました點について、自分の考えを申し述べておきます。第壱囘の自由討議の機會でありますので、國會法に示しておりますように、特に主題を選ぶ場合と選ばない場合と、弐つあるのでありますが、昨日政府は經濟實相報告書という、從來かつて例を見ないようなものを發表されたのでありますから、今度の自由討議には、この報告書を主題として自由討議を行つてもらいたいと考えるのであります。

 それから發言者の數でありますが、壱時から四時ないし五時に終るといたしまして、自由討議の本旨から申しますと、活發に大勢の發言者に自由に發言してもろうのが建前でありますが、各政黨から多數に出られますと、總人員に制限があるのでありますから、各黨按分で十三名くらいに制限をしてもらいたいと思います。從つて、定刻壱時から開くといたしましても、十三名發言することになりますと、答辨の時間等も合わせて考えなければならぬと思われますから、答辨の時間と合わせて、大體壱人の時間を十五分と、こういうふうにおきめを願いたいと思います。

○石田(壱)委員 ただいま十三名というお話でありましたが、これは各黨派の所屬議員の數によつて、おそらく、社會、民主、自由、社會、民主、自由社會、民主、自由とした後を、國民協同黨、第壱議員倶樂部、日本農民黨、共産黨、各壱名ずつに豫定された、ただいまの御意見と承りますが、私たち國民協同黨は現在三十弐名を擁しております。先だつて來、絶えず大政黨である社會、民主、自由のお方には比率通りにやられ、また國民協同黨以下は絶えず壱名ずつになる。こういう先例のようになりかかつているのですが、この際もし正當な比率によるとすれば、三十弐名に對する發言を、もう少し増加していただけるように考慮してもらいたいと思います。

○淺沼委員長 ほかに御意見はありませんか。