衆議院会議録情報 第001回国会 議院運営委員会 第12号

 司法委員會の公聽會開會承認要求の件

 國會議員の特別手當に關する法律案の取扱に關する件

 委員會提出法律案の取扱ひに關する件

    ―――――――――――――

○坪川委員長代理 これより會議を開きます。

 先日議長から諮問されました本日の自由討議の件につきましては、去る八月四日の委員會において、問題を定めないことに決して答申いたしましたけれども、なお發言者の數、發言時間については未答申のままになつていますのでこれを議題といたします。御意見ありませんか。

○小澤(佐)委員 自由討議の問題ですが、今度は各派に時間を與えて、人數は各黨で適當に定めてはいかがですか。

○松岡議長 せつかくの御提議に對して、はなだな禮を缺くかもしれませんが、だれかが發議したことに對して論戰が展開されるということがないものだから、十分になろうが三十分になろうが、思い思いのことをしやべりつぱなしということになると、やはり自由討議の本來の妙味が自然なくなつてしまうことにおいては變りがないのではなかろうか。そこでこれは壱つの試案にしかすぎませんが、これについて御協議願えれば仕合せだと思います。それはこの次の自由討議の際においてはまず社會黨がさきに何か發言する。それに基いてそれぞれ弐、三分ぐらい――質問に名をかつて何か自分の言わんとするところを展開するというならば時間を要するかもしれないが、質疑というならば弐、三分で十分できますから、質問はせいぜい最長五分で打切るということにする。質問があまり長くなれば議長にお任せ願つて、ある程度で打切つて、今度は賛否兩論の討論にはいる。その際においてもやはり從來からの會派によつて順位が定まつておりますから、その順位で發言していただきまして、それが濟んでから次に民主黨にさきに發言してもらつてそれについてやる。うまくいつても壱日に弐\xA1

つくらいしかできぬだろうと思うが、かりに時間の餘裕があつてもその日はそれで打切つて、その次の自由討議の際に自由黨と國協黨にやつてもらう。ここで壱つ相談になりますが、これは私の試案ですが、小會派を壱括して壱つのものとして、それでもなおかつ國協黨に及ばないけれども、それを國協と同じような程度に扱つて、その小會派の中で順番のまわつて來たときに、また小會派の中で順番を御協議願うようなことにして、壱番小さい會派の共産黨にも問題を提供されるような機會が必ずくる。こういう方法にしていく。そうすれば自由討議らしいものにおのずからなつていくのではなかろうか。こういうやり方をひとつやつてみたらどんなものでしようか。その場合において今御發議の點はやはり理由があると思いますから、各黨に時間を割り當てまして何も三人、四人出なくても、おれ壱人でやるというなら壱人でやつたらよいのではないか。そういう方法でやつてみたらどんなものでしよう。

○赤松(勇)委員 そうしますと大體議題の發議については今言つた五つでまわすことは大變結構だと思います。ただ發言の囘數と言いますか、そういつたものも出てくるのではないかと思います。

○松岡議長 極端に小會派に發言の機會があまり少な過ぎることがないように、そこは少し色をつけてやればよいでしよう。